ドラッカー 企業の目的は「顧客の創造」
ドラッカー 企業の目的は「顧客の創造」

 ドラッカーは、企業の目的は「顧客の創造」であると定義します。そのための基本的な機能が「マーケティング」と「イノベーション」だと言います。

  マーケティングとは、顧客を理解し、営業をしなくても自然と売れていくような状態を作り出すことを意味します。企業のあらゆる機能の中で、マーケティングは、唯一アウトソーシングできない中核機能であるとし、多くの企業がその重要性に関わらず「言葉だけで終わっている」と論じます。

 イノベーションとは、社会のニーズ、社会の問題を事業機会として捉えて、顧客の新しい満足を生みだすことをさします。 

 ドラッカーは、「我々の事業は何か?」を問い続けることの重要性を説きます。この欠如が企業衰退の最大の原因であると説きます。「事業の定義」なしに投資しても、「バラマキ」に終わり、一度定義したとしても、予想以上に早くそれは陳腐化すると注意します。

 ドラッカーは 「事業を定義」するには、まず顧客からスタートすべきと説きます。“顧客とはだれか?”、“どこにいるのか?”、“何を買うのか?“彼らにとっての価値は何か?”を考察しなければならないと言います。

 「我々の事業は何か?」という問いの答えは、論理的に導かれるものではなく、意思決定そのものです。ドラッカーは「我々の事業は何か?」という問いに答えを出すことこそトップマネージメントの最も重要な責任と役割であると位置付けました。

 ドラッカーは、利益は企業と社会にとって必要であり、企業活動と意思決定に規律を与えるものとしてその意義を認めていますが、「企業の目的ではない」と、行き過ぎた利益至上主義に異を唱えます。あくまで企業の目的は「顧客の創造」であると説きます。

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