どうしたら、人の行動は変わるのか?
どうしたら、人の行動は変わるのか?
 新しい方向性を示し、変化するよう要求しても人の行動は簡単にはかわりません。「人の行動が変わる」のはどういう原理に基づくかについて、クルト・レビンの「行動変容サイクル」があります。

 @溶解:従来の習慣化された行動をいったん崩す。今まで良かれと思ってやってきたことに対して、「このままでいいのか?」「今までの行動を続けていたらどうなるのか?」「別の方法はないのか?」といった」問いかけをして揺さぶっていく。今までどんな思い込みがあったのかを自覚し、固定概念に揺らぎを起こすことがカギとなる過程です。

 A移行:新しい行動を試してみる。新たな一歩を踏み出す。上手くいく保証はないし不安も付きまとうが、挫折しないで続けることが重要。孤軍奮闘させないで、小さな変化を見つけて声をかけ認めてあげる。本人に「この方向へ変わっていけばいいんだな」という手応えを感じてもらうことが決め手となる過程です。

 B凍結:試行した新しい行動を定着させる。「そうするのが当たり前」と、日常の行動習慣にしてしまう。せざるをえない仕組みに組み込む。そのためにはOJTでどういう場があるかに着目し、活用していくことが決め手になる過程です。


 「従来の習慣化された行動」を「新たに期待されている行動」に変容させるには、「溶解」⇒「移行」⇒「凍結」というサイクルを市場環境の変化にあわせて、まわしていくことが必要です。企業が市場で存続する限り、従業員の行動変容サイクルを終わりなくまわしていきということになります。 


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